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メイショウタバル、単勝2.5倍。
日本の馬券市場では1番人気です。
ところが、現地PMUのオッズを見ると33倍前後。
この差、かなり大きくないですか?
2026年10月4日、日本時間23時05分発走の凱旋門賞(GⅠ・パリロンシャン芝2400m)。
日本からは、
⑤メイショウタバル
④アドマイヤテラ
の2頭が出走します。
もちろん、日本馬に勝ってほしい。
でも、投資として馬券を考えるなら、
「応援したい馬」と「その価格で買いたい馬」は分けて考える必要があります。
今回の凱旋門賞は、それが非常に分かりやすく出ているレースだと思います。
まず結論です。
◎ ①ダリズ
○ ⑨カルパナ
▲ ⑭モルティーズクロス
△ ⑤メイショウタバル
△ ④アドマイヤテラ
今回、本命は昨年の凱旋門賞馬①ダリズ。
理由は能力だけではありません。
JRAで買う場合のオッズと、現地市場での評価に大きな差があるからです。
まず今回、一番考えたいポイントがここです。
記事執筆時点のJRA単勝オッズでは、
⑤メイショウタバル 2.5倍
1番人気です。
今年は大阪杯2着。
そして宝塚記念を勝利。
国内での実績を考えれば、人気になるのは当然です。
武豊騎手が騎乗することもあり、日本での注目度は非常に高いでしょう。
しかし、現地PMUでは状況が全く違います。
執筆時点の単勝比較
⑤メイショウタバル
JRA:約2.5倍
PMU:約33倍
①ダリズ
JRA:約4.2倍
PMU:約2.1倍
かなり極端な差です。
もちろん、JRAとPMUは別々の馬券市場なので、オッズが一致する必要はありません。
それでも、ここまで差があるなら考える価値があります。
日本で人気だから、世界でも同じ評価を受けているわけではない。
これは非常に重要です。
投資の世界には、
自分がよく知っている国や企業へ資金を偏らせやすい
という考え方があります。
例えば、
日本人だから日本株ばかり買う。
米国株に詳しいからS&P500だけを見る。
知っている会社だから安心して買う。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
問題は、
「よく知っている=割安」ではない
ということです。
競馬でも同じ。
日本馬だから知っている。
宝塚記念を見ている。
武豊騎手だから応援したい。
そういった気持ちが馬券購入に反映されれば、当然オッズは下がります。
そしてオッズが下がれば、同じ馬でも期待できるリターンは小さくなります。
今回、最も注目したいのは①ダリズ。
昨年の凱旋門賞勝ち馬です。
しかも今年も好調。
今年はパリロンシャンでGⅠを2勝。
前走のフォワ賞も勝っています。
つまり、
コース適性を推測する必要がありません。
すでに同じ舞台で何度も結果を出しています。
現地PMUでは約2倍。
つまり現地市場では明確な中心馬です。
それがJRAでは4倍台。
日本市場ではメイショウタバルに人気を奪われている形です。
私はここを面白いと見ます。
対抗は⑨カルパナ。
今年の成績がかなり強い。
7月のキングジョージを勝利。
続くヨークシャーオークスも勝っています。
世界の芝2400m前後の一線級相手に連勝。
レーティングも124。
能力面では当然、凱旋門賞でも上位です。
執筆時点では、
JRA:約7.9倍
PMU:約4.8倍
こちらも現地市場のほうが高く評価しています。
つまり日本のJRA市場だけを見ると、相対的に買いやすい価格になっています。
3番手は⑭モルティーズクロス。
3歳馬なので斤量は56.5kg。
古馬牡馬の59.5kgと比べて3kg軽く走れます。
そして実績も十分。
英ダービー2着。
パリ大賞1着。
前走グレートヴォルティジュールSも勝利しています。
特にパリ大賞は、今回と同じパリロンシャン芝2400m。
3歳斤量+同コースGⅠ勝ち。
この組み合わせは無視できません。
JRAでは12倍前後。
人気上位2頭ほど注目されていませんが、能力面では十分勝負になる存在だと思います。
ここは誤解してほしくありません。
メイショウタバルは強い馬です。
今年の宝塚記念勝ち。
大阪杯2着。
国内GⅠでトップクラスの能力を示しています。
問題は能力ではなく、
「2.5倍で買いたいか?」
です。
仮に10倍なら評価は変わります。
15倍ならもっと買いやすくなります。
同じ馬でも、オッズが変われば期待値は変わる。
だから、
馬を評価することと、馬券を評価することは別
なんです。
もう1頭の日本馬④アドマイヤテラも興味深いです。
今年の阪神大賞典を勝ち、天皇賞・春では3着。
長距離適性の高さは明らかです。
ただ、前走札幌記念では9着。
そして現在の単勝は、
JRA:約10.9倍
PMU:約35倍
こちらも日本市場のほうがかなり高く評価しています。
つまり今回、
日本馬2頭ともJRAでは現地市場より大幅に売れている
という状況です。
これをどう見るか。
今回の凱旋門賞で最も面白いポイントの一つだと思います。
競馬には応援馬券があります。
それはそれで楽しい。
メイショウタバルと武豊騎手に日本初の凱旋門賞制覇を期待する。
そのために馬券を買う。
全く問題ありません。
ただし、投資として回収率を追うのであれば、話は変わります。
NISAでも、FXでも、高配当株でも同じですが、
「好き」という感情と「価格が妥当か」という判断を混ぜない。
競馬でも、この考え方は重要です。
例えば、ある馬に20%の勝率があると考えたとします。
単勝10倍なら、単純計算では、
0.20 × 10 = 2.0
一方、同じ勝率20%でも単勝2倍なら、
0.20 × 2 = 0.4
馬の能力は同じ。
違うのは価格だけです。
だから競馬では、
「どの馬が勝つか?」だけではなく
「その確率を何倍で買えるか?」
まで考えなければいけません。
期待値についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
◎ ①ダリズ
○ ⑨カルパナ
▲ ⑭モルティーズクロス
△ ⑤メイショウタバル
△ ④アドマイヤテラ
日本人としては、もちろん日本馬に勝ってほしい。
ただし、馬券は別です。
今回、私が最も注目するのは①ダリズ。
昨年の凱旋門賞馬。
今年もパリロンシャンでGⅠを2勝。
前哨戦フォワ賞も勝利。
現地では約2倍の評価なのに、JRAでは4倍台。
この価格差なら面白いと考えます。
⑨カルパナも同様。
キングジョージとヨークシャーオークスを連勝した馬が、JRAでは7倍台。
日本馬に人気が集まることで、海外の実績馬に相対的な妙味が生まれる。
今回の凱旋門賞は、まさに「オッズ=価格」という考え方を実感できるレースかもしれません。
応援する馬と、投資として買う馬。
この2つを分けて考える。
今夜の凱旋門賞は、そんな視点で楽しみたいと思います。
この記事を書いている時点のオッズは、発走までに大きく変動する可能性があります。
特に海外競馬は、JRAと海外市場でオッズ形成が大きく異なります。
最終的な購入判断では、必ず直前のオッズを確認してください。
また、1レースの結果だけで考え方の良し悪しを判断するのではなく、長期で回収率を見ることも重要です。
※オッズは記事執筆時点のものであり、発走まで変動します。本記事は競馬に関する情報提供および個人的な分析を目的としたもので、的中や利益を保証するものではありません。競馬は公営競技であり元本保証はありません。馬券購入は余裕資金の範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。