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安田記念4着馬が、単勝10倍台。
一方、今年の皐月賞2着馬は2倍台。
この価格差、本当に妥当でしょうか?
2026年10月4日、東京競馬場で行われる毎日王冠(GII・芝1800m)。
今回、私が最も注目しているのは、
①セイウンハーデス
です。
もちろん、1番人気のリアライズシリウスが弱いと言いたいわけではありません。
むしろ能力だけを見れば非常に魅力的です。
ただ、競馬を投資として考えるなら、
「どの馬が一番強いか?」と「どの馬を今のオッズで買いたいか?」は別問題。
今日はそこから考えてみます。
先に結論です。
◎ ①セイウンハーデス
○ ④サトノシャイニング
▲ ②リアライズシリウス
☆ ⑩エルトンバローズ
△ ⑯アドマイヤクワッズ
本命は①セイウンハーデス。
理由はシンプルです。
東京芝1800mへの適性と近走のGⅠ実績に対して、10倍台なら面白い。
そう考えています。
まず見てほしいのが、セイウンハーデスの近走です。
今年の大阪杯では5着。
続く安田記念では4着。
つまり直近2走は、ともにGⅠ。
そこで大きく崩れていません。
しかも今回の毎日王冠はGⅡです。
特に大きいのは、東京芝1800mで実際に結果を残していることです。
昨年のエプソムCでは、この舞台をコースレコードで勝利。
単純な「東京巧者かもしれない」という推測ではありません。
すでに重賞で結果を残している条件です。
それでいて今回は単勝10倍台。
私はここに価格面の魅力を感じます。
セイウンハーデスは7歳馬。
3歳のリアライズシリウスやライヒスアドラーと比べると、当然ながら若さはありません。
競馬では若い馬の成長力が人気になります。
これは理解できます。
でも投資で考えると、ここに面白さがあります。
新興成長株は将来性を期待される分、株価も高くなりやすい。
一方で、すでに実績を出している企業でも、地味というだけで市場評価が低い場合があります。
競馬も似ています。
「若くて将来性がある馬」と「今回の条件ですでに結果を出している馬」。
どちらを買うべきかは、人気込みで考えるべきです。
今回の1番人気は②リアライズシリウス。
実績は文句なしです。
共同通信杯を勝利。
そして今年の皐月賞では2着。
前走の日本ダービーでは7着に敗れましたが、今回は2400mから1800mへの距離短縮。
さらに共同通信杯を勝った東京芝1800mに戻ります。
条件だけを見れば、かなり買いやすい馬です。
だから人気になる。
問題は、
「強いか?」ではなく
「2倍台で買いたいか?」
です。
例えば勝率40%だと思う馬がいたとしても、オッズ2倍なら、単純計算の期待値は、
0.40 × 2.0 = 0.80
です。
勝つ可能性が最も高い馬と、最も期待値が高い馬は一致しません。
ここが競馬を「予想」だけでなく「投資」として見る面白いところです。
対抗は④サトノシャイニング。
この馬も東京芝1800mへの適性を評価します。
昨年の毎日王冠では1番人気に支持されて3着。
着差は0.2秒でした。
3歳時にはきさらぎ賞を勝ち、皐月賞5着、日本ダービー4着。
世代上位の能力を示してきた馬です。
さらに前走の中京記念は約10か月半ぶりの実戦で3着。
長期休養明けを1度使って今回。
昨年の毎日王冠3着馬が、同じ舞台で復帰2戦目。
この条件なら当然上位評価します。
穴で面白いのが⑩エルトンバローズ。
執筆時点では単勝30倍前後。
でも、この馬は2023年の毎日王冠勝ち馬です。
さらにマイルチャンピオンシップ2着の実績もあります。
今年は、しらさぎSで約2年8か月ぶりの勝利。
前走の関屋記念は5着でしたが、不良馬場でした。
近年の着順だけを見れば買いにくい。
だから30倍前後まで人気がありません。
でも、
同じ毎日王冠を実際に勝っている馬が30倍。
ここまで価格が付くなら、相手として考える余地はあると思います。
もう1頭気になるのが⑯アドマイヤクワッズ。
2歳時にデイリー杯2歳Sを勝利。
朝日杯フューチュリティSで3着。
そして今年のNHKマイルCでも3着。
GⅠで複数回馬券圏内に入っている3歳馬です。
皐月賞では15着に敗れていますが、1800mへの距離短縮なら話は変わります。
それでいてリアライズシリウスとのオッズ差はかなり大きい。
能力差と価格差が本当に同じだけあるのか。
ここは検討したいポイントです。
リアライズシリウスは今年の皐月賞2着。
これは素晴らしい実績です。
でも、だから無条件に買うという考え方にはなりません。
株式投資でも、
「S&P500の有名企業だから買う」
「業績が良いから何円でも買う」
とは考えません。
良い企業でも、価格が高すぎれば期待リターンは下がります。
競馬ではオッズが価格です。
「一番強い馬」を探すだけではない。
「そのオッズなら買いたい馬」を探す。
この考え方が、ウマデシの基本です。
ここも重要です。
1番人気を買わなければ勝てる。
穴馬を買えば期待値が上がる。
そんな単純な話ではありません。
1番人気でも、実際の勝率に対して十分なオッズがあれば買う価値があります。
逆に100倍の馬でも、実際の勝率が極端に低いのであれば買う価値はありません。
見るべきなのは人気順ではなく、
自分が考える確率と市場が提示している価格の差です。
期待値についてはこちらで詳しく解説しています。
◎ ①セイウンハーデス
○ ④サトノシャイニング
▲ ②リアライズシリウス
☆ ⑩エルトンバローズ
△ ⑯アドマイヤクワッズ
今回、最も面白いと思っているのは①セイウンハーデスです。
東京芝1800mのエプソムCをコースレコードで勝利。
今年の大阪杯5着。
安田記念4着。
それでも単勝10倍台。
もちろん7歳ですし、若い3歳馬と比較すれば成長力という点では劣ります。
それでも、
「GⅠで上位争いできる馬を、得意条件で10倍台ならどうか?」
私はここに魅力を感じます。
リアライズシリウスが勝てば、それはそれで能力の高さを証明する結果です。
でも馬券は、勝ち馬を当てるクイズではありません。
確率に対して、どの価格で買うか。
今日の毎日王冠は、この視点で楽しみたいと思います。
セイウンハーデスが今日負けたとしても、
「10倍台の馬を買ったから間違いだった」
とはなりません。
逆に1番人気を買って当たったからといって、長期的に正しいとも限りません。
投資でも、1回の損切りだけで戦略の良し悪しを判断しません。
競馬でも同じです。
十分なサンプルを取り、同じ条件を繰り返した時の回収率を見る。
これが検証では重要です。
1番人気の回収率についてはこちら。
※オッズ・人気は記事執筆時点のもので、発走まで変動します。本記事は競馬に関する情報提供および個人的な分析を目的としたものであり、的中や利益を保証するものではありません。競馬は公営競技であり元本保証はありません。馬券の購入は余裕資金の範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。